缶コーヒーが好きになったはなし

どうも、BOSSのコーヒーが好みなkotako25です。

 

人生の中で「これっていつから好きになったのだろうか」てもの、たくさん無いですか?

 

僕はその内の一つにコーヒーが入ってきます。こう、ブラックコーヒーを飲みこんで一呼吸した時の落ち着きというか、そういうのが好きなんです。

 

しかし、それが「いつから好きになったのか?」と言うのは明確には覚えてません。そんなの覚えてるわけ無いのですが、覚えてないのです。

 

しかし、ここで少し「好きに近づいた」のかなというエピソードなら、あります。個人個人でそれがあるのかは分かりませんが、この場合に限っては、あります。今回はそれを紹介するパティーンのやつです。はい。

 

 

高校2年の冬休み、1月1日は24時間電車が走っている(当時は知らなかった)ものに友人たちが乗ってくると言うので、見送りに行った。

 

その時は、見送ろうと思っていたのだが、熱心に誘われたので、ついていくことにした。

 

こんな夜中に出掛けるのは生まれて初めてのこと、17歳の少年はこんなことにでも感動を覚えたのである。

 

電車を乗り継ぎ、地下鉄にある地上で止まる駅で下車した。あてもない旅の終着点。時刻は午前3時を回っていた。

 

駅のホームは、寒い。新年が始まったばかりの閑散としたホーム。賑わうちょっと前の静かな優越感。それゆえに寒い。

 

たまらず暖かい飲み物を買うことにした。自販機へ足を運ぶ。普段暑がりの僕は、自販機であたたかい飲み物を買ったことが無かった。

 

あたたかいラインナップは

「甘酒」、苦手だ

「コーンスープ」これも違う

「コーヒー」そういえば、あまり飲んだ記憶がない。

 

コーヒーにも沢山種類がある。友人に聞いて一番甘いカフェオレのあたたかいのを押した。

 

出てきた缶の熱さは今でも忘れない。もう少し手加減してくれても良かったのにと思った。

 

中身も熱い。ホームの端の柵に缶を置いて、まだ真っ暗な町並みを眺める。これがなかなか絵になる構図だ。

 

熱いコーヒーが冷めていくと同時に、辺りが白けてきた。もうすぐ2011年が動き出す。

 

すっかり適温になったコーヒーを飲み干し、若者達も、2011年に乗り遅れないように帰路に着いたのであった。

 

 

 

たまにはこういうのもあり。だと思ってます。

 

では。